先輩達の体験談
江別市立病院で研修生活を送った(送る)先輩たちの“生の言葉”をお届けします。
若林 崇雄
●後期研修医(総合内科)●平成20年4月1日〜平成21年3月31日
江別での1年は本当にあっという間で、自身の医師人生において得がたい経験をしたと思う。良い指導医に恵まれ、さまざまな知識を吸収し、そして患者さんと対面した。いずれの経験も思い出となり、自身の力となっている。
私は過去3病院において勤務したが、江別での経験が最も自身の血肉になったと感じている。後期研修の2年目というもっとも重要な年を過ごしたということもあるだろう。グラム染色や抗生剤の使用、治療法の選択などに、過去の病院より厳密な説明を求められたこともある。また、今まで経験のなかった家族志向の医療として、在宅医療を行った鮮烈な印象など挙げればきりがない。
しかし、もっとも印象深いのは指導医やスタッフに愛を感じたことが大きいと思う。指導医のコメントひとつにしても「ここをこうすれば良かった」という、ある意味批判的な内容にとどまらず、私が治療上の失念などを挙げ、「ここはこういうところが足りなかった」「ここはこうしたほうが良かった」と述べても、「そうかもしれない、だけどここはこういう風にうまくできていたね、良くできていたね」と相手を「承認」する返答が帰ってきた。
些細なことかもしれない。しかし、いつになっても褒められること、認められることは嬉しいものだ。結果的に私は些細な失敗をよくしたと思うが、指導医には逐一報告し、失敗を隠蔽したことはない。日本の教育にありがちな隠蔽体質は、江別にはないと思う。
救急が少ない、など問題もあるかもしれない。しかし、江別の教育には愛がある。どんな些細なことも受け止めてもらえる。私が江別を懐かしく思う点もここにある。江別はあなたがあなたとして受け止めてもらえる病院なのである。
岩田 啓芳
●初期研修医(総合内科)●平成20年4月1日〜平成21年3月31日
江別市立病院の研修は地域、特に離島などの僻地でも活躍できる医師を養成するコンセプトのもと、知識・技術とも充実した研修を受けることができます。まず知識は、テレビ会議をはじめ豊富なカンファレンスがあり、特に毎日昼に開かれるランチョンカンファではショートレクチャーなどが行われ、日々の疑問を解決する場となっています。
また、入院病棟研修のみならず、外来研修や訪問診療を行うことができ、外部講師や外国人医師によるレクチャーも充実していて、研修内容は非常に多彩です。
ほかに、江別市立病院は豊富な症例と技術研修も魅力です。特に技術研修は、基本的な技術に加え、消化器内視鏡の研修が充実しており、地域医療を志す医師のみならず、消化器を志す医師にも魅力的だと思います。
そして知識・技術を指導する指導医は、地域医療、特に離島医療を経験した医師が多く、将来のロールモデルとして非常に参考になります。
最後に学生、初期研修の皆さん、江別市立病院はこれからの地域医療を支える総合内科医のモデル病院として注目されています。これから総合内科医を育ててゆくこの病院で、研修医として働くことは、自分や患者さんのためになるだけでなく、これからの地域医療に貢献することにもなります。興味があればぜひ見学にいらしてください。自分は初期研修で、この病院と出会えて本当によかったと思います。
中島 徹
●初期研修医(総合内科)●平成21年4月1日〜
札幌医科大学出身、研修医1年目の中島です。この江別市立病院で2年間の初期研修を行う予定です。そうしていつの間にか1か月が経過してしまったわけですが、本当に内科領域のことなら何でも診るので、学生時代に勉強したことが無駄にならず、久々に勉強することが面白いと感じています。総合内科医としてだけでなく、専門にこだわらずに診療できる医師を目指すなら、とてもいい勉強ができると思います。見学だけでもぜひ来てみてください!
