- 静脈路に造影剤注入装置を接続する際に静脈路を確保する行為
- 動脈路に造影剤注入装置を接続する行為(動脈路確保のためのものを除く)および造影剤を投与するために当該造影剤注入装置を操作する行為
- 下部消化管検査のために肛門に挿入したカテーテルから注入した造影剤および空気を吸引する行為
- 上部消化管検査のために鼻腔に挿入されたカテーテルから造影剤を注入する行為および当該造影剤の注入が終了した後に当該カテーテルを抜去する行為
※ただし、これらの行為を行うには「告示研修」の受講が必須となります。
2024年7月現在、当院の診療放射線技師のうち7名が受講を終えました。
- "いたわりの心"を持ち、患者様に接します。
- 放射線等を使用した各種検査を患者様が安全かつ安心に、適切に受けられるように努めます。
- 撮影・検査で得られた患者様の情報を正確かつ迅速に提供できるように技術の習得に努めます。
- 診療放射線技師:13名(男性:9名、女性:4名)~(北大:8名、弘前大:2名、北海道科学大:2名、駒沢大:1名)
- 受付業務:1名
- マンモグラフィ検診画像認定施設
- マンモグラフィ撮影認定技師:4名
- X線CT認定技師:2名
- 磁気共鳴(MR)専門技術者:1名
- 肺がんCT健診認定技師:1名
すべてのX線撮影にフラットパネルを導入しました! 従来はFPD(フラットパネルディテクタ)とCR(コンピューテッドラジオグラフィ)装置が混在しておりましたが、当院では2022年1月にポータブル撮影を含む全撮影でフラットパネル化を実現しました。 これにより、従来のCR装置での撮影に比べて約20%の被曝低減が可能になりました。 また、撮影した画像を取得する際の処理時間も従来の約50~60秒が、フラットパネルだと約1~2秒で画像が表示され劇的な時間短縮が図られました。 すべての撮影で、より速く、より低被曝で、より精細な画像を提供できるようになり患者様に御満足していただけるシステムが完成しました。 |
マンモグラフィは乳房専用のレントゲン装置を用いて、乳腺を撮影する検査です。透明なアクリル板で乳房を圧迫し、薄く平らにして検査を行います。圧迫には痛みを伴う場合もありますが、小さなしこりや石灰化の発見に有用です。 当院のマンモグラフィ装置は、しなやかな材質の圧迫板で個々の乳房に合わせて最適に圧迫し、痛みを最小限に抑えながら精度の高い診断ができます。さらに、被ばく低減機構を備え、被ばく量を最小限に抑えた撮影が可能で身体への負担も軽減されます。 また、一般的な(通常の)マンモグラフィではX線を一方向から照射し、乳房を平面的に画像化していますが、当院の装置では3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)も備えています。角度を変えながら25回の撮影を行い、立体的に組織を観察することで、より適切な診断が可能になります。 乳がん検診の撮影では、「日本乳がん検診精度管理中央機構」の女性認定技師4名が担当し、施設認定も取得しております。 |
X線を用いて体内を透視し、その様子を動画として観察しながら撮影する検査です。 造影剤(バリウムなど)を使用して、食道・胃・大腸などの消化器の検査や内視鏡を使用した検査、各チューブの挿入・交換、骨折の際の四肢の整復などを行います。 また、当院のTV装置は2台ありFPD(フラット・パネル・ディテクタ)を使用しているので被ばく線量が少なく、高画質であるので患者様にやさしく、診断に有効です。 |
ドーナツ状の輪の中に入り、X線を使用して撮影することにより、体内を断層画像として詳細に見ることができる検査です。当院では2台のCT装置が稼働しています。 そのうち1台は、令和3年3月に導入されたGEヘルスケア社製64列デュアルエナジーCT "Revolution Frontier" です。 デュアルエナジー撮影は最新の技術であり、従来のCTでは見ることのできなかった病変を画像化することが可能になりました。また、造影剤の使用量を最小限に抑えることが可能で、患者様の体への負担が大幅に軽減されます。 脳、肺、腹部、心臓、血管、骨など様々な部位において、質の高い診断情報を提供しています。 |
MRIは、強い磁石の力が発生している筒状のトンネルの中に入り、磁石の力と電磁波を使って体内を画像化する検査です。一度の検査で様々な方向や種類の画像を取得するため、検査時間は20分~40分程度と長めです(撮影場所や内容によって時間は変わります)。 その他の特徴としましては、撮影中に工事現場のような大きな音がすることや横幅60cm程度のトンネルの中で検査を行うこと、また検査室内は磁石の力が発生しているため金属製品を持ち込めないこと、体内金属に関しては事前にMRI検査が可能か確認する必要があることなどが挙げられます。ただし、放射線を使用しないので被ばくはありません。 当院ではフィリップス社製1.5テスラ(テスラ:磁場の強さを表す単位)が1台あり、脳、頸部、乳房、心臓、腹部臓器、骨盤内臓器、脊髄、関節、皮膚、血管と様々な場所を撮影しております。また、血管に関しては造影剤を使わずに撮影できます。 注)ペースメーカーなどの植込み型医療機器やステントやボルトなどの金属が体の中にある方は、MRI検査を受けられない場合がありますので、事前にスタッフや医師に申し出てください。 |
SPECT装置上で、放射線を放出する放射性同位元素(RI)を用いた検査で、核医学検査ともいいます。体の特定の臓器や病変部に集まりやすい物質にRIをつけた放射性医薬品を注射し、体の外から専用の装置で放射線の分布を測定し、病変や臓器の状態をくわしく調べる事が出来ます。 代表的な検査として、脳や心臓の血流分布や機能(はたらき)を測定、骨ではX線でわからない病変や炎症などを描出します。その他にも、甲状腺、肺、腎臓など、様々な検査で、各臓器・組織の病変や機能を画像化、数値化して調べる検査です。 |
極めて少ないX線を利用して骨の量を定量的に測定する検査で、骨粗鬆症などの診断や治療効果の判定に有用です。 当院の骨密度測定装置は、信頼性が高く世界中で活躍する米国ホロジック社の骨密度測定装置Horizonを導入しています。そのため、骨密度測定検査が、簡単・安心・高精度に行うことが可能です。 また、当院では検診も実施しております。 |
血管内にカテーテルを挿入し、造影剤を用いて目的とする血管を撮影します。冠動脈(心臓に酸素や栄養を供給す血管)や下肢動脈などで狭窄や閉塞した血管がある場合はバルーンやステントにより拡張治療を行います。 当院の装置はFPD(フラット・パネル・ディテクタ)を使用しているので被ばく線量が少なく、高画質であり、また、2管球のバイプレーンと呼ばれ1回の撮影で2方向を同時に撮影可能の装置で造影剤の使用も低減することができ、患者様にやさしく効率的な検査・治療を行っています。 |