臨床工学科
臨床工学科について

臨床工学技士(Clinical Engineer:CE)は医療機器の専門医療職として制定された国家資格で、安全かつ円滑に高度な医療を提供するために、医学的知識のみでなく工学的な知識と技術を持つ専門家として、医療機関や機器メーカー等で活躍しています。

当院でも生命維持管理装置などの高度な医療機器を取り扱う部門として臨床工学科が設置され、現在10名の臨床工学技士と1名のMEセンター助手がその業務を担っています。スタッフは透析技術認定士や呼吸療法認定士、認定医療機器管理臨床工学技士などの学会認定資格も有し、臨床支援はもとより機器に関わる勉強会や情報発信による医療安全性の向上にも寄与しています。

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臨床工学科の理念

「医療機器の安全性、信頼性の確保に努力し、医師など他の医療関係者と協働して臨床医療に従事し、責任を持って高度な医療機器を正確に操作管理する」

業務内容
人工透析室業務

腎不全患者様に行われる人工透析(血液透析)に関する業務全般、血液浄化装置の操作・保守・点検・管理の他、患者様のバスキュラーアクセス管理なども行なっています。

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心臓カテーテル室業務

検査・治療に関わる医師支援と、ポリグラフ装置やIVUS(血管内超音波装置)等の周辺医療機器の操作・保守点検を行っています。

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手術室業務

麻酔器や内視鏡下手術システム、眼科手術システム等の手術用医療機器や器具の操作・保守点検を行っています。2024年度からスコープオペレーター業務にも参画しています。

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MEセンター業務

人工呼吸器稼働時の設定や点検、除細動器や保育器、輸液ポンプ等の院内中央管理機器の保守点検・管理を行っています。2024年度からペースメーカーチェック業務にも参画しています。

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